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2024-10-29

80歳でも腰痛は治る!自宅でできるセルフケアで快適な毎日を取り戻そう

80歳でも腰痛は治る!自宅でできるセルフケアで快適な毎日を取り戻そう

80歳になっても腰痛に悩まされている方、諦めないでください!

 

このページでは、80代の高齢者でも自宅でできる腰痛のセルフケア方法を詳しく解説します。

 

加齢とともに腰痛は悪化しやすいと思われがちですが、適切なケアを行うことで痛みを軽減し、快適な日常生活を送ることは可能です。

 

この記事では、

・80代に多い腰痛の原因

・セルフケアで改善できる腰痛の種類と医療機関を受診すべきケース

・無理なく続けられる腰痛体操

・腰痛ベルトやクッションなど、おすすめのセルフケアグッズ

・腰痛を悪化させないための生活習慣(姿勢・食事・睡眠など)

を解説します。

 

80歳以上の方がセルフケアを行う際の注意点もまとめましたので、安心して実践できます。

 

この記事を読むことで、あなたに合った腰痛対策を見つけ、痛みを和らげ、活動的な毎日を取り戻すための一歩を踏み出せるはずです。

 

1. 80歳の腰痛の原因

80歳になると、腰痛に悩まされる方が多くいらっしゃいます。

 

その原因は加齢による体の変化だけでなく、生活習慣や病気が関係している場合もあります。

 

様々な原因を理解することで、適切なセルフケアを行い、腰痛を改善していくことが可能です。

 

1.1 加齢による変化

年齢を重ねると、骨や筋肉、椎間板などが衰えていきます。

 

具体的には、骨密度が低下して骨が脆くなったり、筋肉量が減少して支える力が弱まったり、椎間板の水分が失われて弾力が低下したりします。

 

これらの変化は腰への負担を増大させ、腰痛を引き起こしやすくなります。

 

  • 骨粗鬆症:骨が脆くなることで、圧迫骨折のリスクが高まります。軽微な衝撃でも骨折しやすく、骨折が原因で腰痛が生じることもあります。
  • 椎間板の変性:椎間板の弾力が低下することで、クッションとしての機能が弱まり、腰への負担が増加します。また、椎間板が薄くなることで、神経が圧迫されやすくなり、痛みやしびれを引き起こす可能性があります。
  • 脊柱管狭窄症:加齢とともに脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで、腰痛だけでなく、足のしびれや痛み、間欠性跛行といった症状が現れることがあります。
  • 変形性腰椎症:椎間板や椎体の変形によって、腰の動きが悪くなり、痛みやしびれが生じることがあります。

 

 

1.2 運動不足

運動不足になると、筋肉量が減少し、腰を支える力が弱まります。

 

また、血行が悪くなり、腰周りの組織に十分な栄養が行き渡らなくなることも、腰痛の原因となります。

 

さらに、運動不足は肥満にも繋がりやすく、体重増加は腰への負担をさらに増大させます。

1.3 病気によるもの

腰痛は、加齢や運動不足以外にも、様々な病気が原因で起こることがあります。以下に代表的な例を挙げます。

病気 症状
腰椎椎間板ヘルニア 椎間板の一部が飛び出し、神経を圧迫することで、激しい腰痛や足のしびれ、痛みを引き起こします。
腰部脊柱管狭窄症 脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで、腰痛や足のしびれ、間欠性跛行といった症状が現れます。
変形性股関節症 股関節の軟骨がすり減ることで、股関節に痛みや可動域制限が生じ、その影響で腰に負担がかかり、腰痛を引き起こすことがあります。
骨盤の歪み 骨盤の歪みは、姿勢が悪くなるだけでなく、腰周りの筋肉に負担をかけ、腰痛を引き起こす原因となります。

 

これらの病気以外にも、内臓疾患が原因で腰痛が起こる場合もあります。

 

原因不明の腰痛が続く場合は、自己判断せずに専門家に相談することが大切です。

 

1.4 姿勢の悪さ

猫背や反り腰などの姿勢の悪さは、腰に負担をかけ、腰痛の原因となります。

 

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用など、現代の生活習慣は姿勢が悪くなりやすい環境です。

 

正しい姿勢を意識することで、腰への負担を軽減し、腰痛を予防・改善することができます。

1.4.1 立っている時

立っている時は、耳、肩、腰、膝、くるぶしが一直線になるように意識しましょう。

 

お腹に軽く力を入れ、背筋を伸ばすことが大切です。

1.4.2 座っている時

座っている時は、浅く腰掛けず、深く座り、背もたれに寄りかかるようにしましょう。

 

足を組むのは避け、両足を床につけ、膝が股関節よりも少し高くなるようにするのが理想的です。

 

長時間同じ姿勢を続ける場合は、適度に休憩を取り、軽いストレッチなどを行うようにしましょう。

1.4.3 寝ている時

寝ている時は、仰向けで寝る場合は膝の下に枕を敷き、横向きで寝る場合は、抱き枕を使用するなどして、腰への負担を軽減することが大切です。

 

敷布団やマットレスは、体圧分散性に優れたものを選び、腰が沈み込みすぎないようにしましょう。

2. 80歳でも腰痛は治るってホント?

80歳になって腰痛に悩まされている方の中には、「もうこの歳だから…」と諦めている方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、80歳でも腰痛は改善できる可能性があります

 

もちろん、すべての腰痛が治るわけではありませんが、適切なセルフケアを行うことで、痛みを軽減し、快適な生活を取り戻せるケースは多くあります。

 

 

2.1 セルフケアで改善できる腰痛の種類

加齢とともに、腰周りの筋肉は衰え、骨密度も低下しやすくなります。

 

このような加齢に伴う変化が原因で起こる腰痛は、セルフケアである程度の改善が見込めます

 

具体的には、

  • 運動不足による腰痛:適度な運動で筋肉を鍛え、柔軟性を高めることで痛みが軽減します。
  • 姿勢の悪さによる腰痛:正しい姿勢を意識し、座り方や立ち方を改善することで負担を軽減できます。
  • 同じ姿勢を長時間続けることによる腰痛:こまめな休憩やストレッチで筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することで改善が期待できます。

などが挙げられます。これらの腰痛は、セルフケア体操や生活習慣の改善によって、症状を和らげることができます。

2.2 医療機関の受診が必要な場合

セルフケアで対応できる腰痛がある一方で、医療機関の受診が必要なケースもあります。

 

以下のような症状がある場合は、自己判断せず、速やかに専門家にご相談ください。

症状 詳細
激しい痛み 急に強い痛みが走り、動けないほどの痛みがある場合。
しびれ 腰だけでなく、足にしびれや感覚の異常がある場合。
排尿・排便障害 尿が出にくい、便が出にくい、失禁などの症状がある場合。
発熱 腰痛と共に発熱がある場合。
体重減少 原因不明の体重減少がある場合。
夜間痛 夜間に強い痛みで目が覚める場合。
安静にしていても痛みが続く 安静にしていても痛みが治まらない場合。
痛みが長引く セルフケアを続けていても痛みが改善しない、もしくは悪化する傾向にある場合。

 

これらの症状は、重大な疾患が隠れている可能性があります。

 

自己判断で放置すると症状が悪化したり、適切な治療の開始が遅れたりする可能性があるので、注意が必要です。

 

腰痛の原因を特定し、適切な治療を受けるためにも、医療機関への受診は重要です。

3. 80歳からの腰痛セルフケア体操

腰痛セルフケア体操は、ご自身の体の状態に合わせて無理なく行うことが大切です。

 

痛みを感じた場合はすぐに中止し、休憩しましょう。

3.1 準備運動

いきなり激しい運動をするのではなく、準備運動で体を温め、柔軟性を高めましょう。

 

準備運動を行うことで、ケガの予防にも繋がります。

3.1.1 ラジオ体操

ラジオ体操は、全身の筋肉をバランスよく動かすことができるため、腰痛体操の準備運動として最適です。

 

無理なく行える範囲で、1回、もしくは2回行いましょう。

3.1.2 ストレッチ

腰痛に効果的なストレッチをいくつか紹介します。それぞれのストレッチは、20~30秒程度かけてゆっくりと行いましょう。

ストレッチ名 方法 効果
大腿四頭筋のストレッチ 仰向けに寝て、片方の膝を曲げ、もう片方の足を手で持ち、お尻の方向に近づける。 太ももの前側の筋肉を伸ばし、骨盤の歪みを整える効果があります。
ハムストリングスのストレッチ 仰向けに寝て、片足を天井に向けて伸ばし、タオルなどを足の裏にかけて、手でタオルの両端を持ち、足を自分の方に引き寄せる。 太ももの裏側の筋肉を伸ばし、腰の負担を軽減する効果があります。
腸腰筋のストレッチ 片足を大きく前に出し、後ろ足の膝を床につける。前の足の膝を曲げ、上体を前に倒す。 股関節周りの筋肉を伸ばし、腰の柔軟性を高める効果があります。

3.2 腰痛改善体操

ご自身の体力や体調に合わせて、無理なくできる体操を選びましょう。痛みがある場合は、無理せず中止してください。

3.2.1 寝ながらできる体操

  • 膝倒し体操:仰向けに寝て膝を立て、両膝を揃えて左右にゆっくり倒す。
  • 骨盤回し体操:仰向けに寝て膝を立て、お尻をゆっくりと持ち上げ、円を描くように回す。

3.2.2 椅子に座ってできる体操

  • 背伸び体操:椅子に浅く座り、両手を上に伸ばして背伸びをする。
  • 上体回し体操:椅子に深く座り、両手を肩に置き、上体を左右にゆっくりとひねる。

3.2.3 立ってできる体操

  • 前屈体操:足を肩幅に開いて立ち、ゆっくりと前屈する。
  • 後屈体操:足を肩幅に開いて立ち、両手を腰に当てて、ゆっくりと後屈する。

3.3 体操の注意点

  • 痛みがある場合は、無理に体操を続けないでください。
  • 呼吸を止めずに、自然な呼吸をしながら行いましょう。
  • 体操の前後には、必ず水分補給を行いましょう。
  • 毎日続けることが大切です。無理のない範囲で、継続して行いましょう。
  • 体調が悪い時や、痛みが強い時は、体操を控えましょう。そして、専門家に相談することをお勧めします。

4. 腰痛を悪化させないための生活習慣

80歳になっても、腰痛を悪化させないためには、日々の生活習慣の見直しが重要です。

 

腰に負担をかけない生活を送り、快適な毎日を過ごしましょう。

4.1 適度な運動

適度な運動は、腰周りの筋肉を鍛え、血行を促進することで腰痛の予防・改善に繋がります。

 

無理のない範囲で、毎日続けることが大切です。

4.1.1 ウォーキング

ウォーキングは、特別な道具も必要なく、手軽に始められる有酸素運動です。

 

正しい姿勢を意識し、1日20~30分程度を目安に行いましょう。

 

硬いアスファルトの上ではなく、土の上や公園の遊歩道など、足腰への負担が少ない場所を選ぶと良いでしょう。

4.1.2 水中ウォーキング

水中ウォーキングは、水の浮力によって腰や関節への負担が少ない運動です。

 

腰痛がある方でも比較的安全に行えます。

 

水中では普段使わない筋肉も使うため、全身の筋力アップにも効果的です。

 

プールで行う場合は、水深が胸あたりまでの場所を選びましょう。

 

4.2 正しい姿勢

正しい姿勢を保つことは、腰への負担を軽減し、腰痛予防に繋がります。

 

立っている時、座っている時、寝ている時、それぞれの場面で正しい姿勢を意識しましょう。

4.2.1 立っている時

背筋を伸ばし、お腹に軽く力を入れることで、正しい姿勢を保てます。

 

猫背にならないように注意し、顎を引いて、目線はまっすぐ前を見ましょう。

4.2.2 座っている時

椅子に深く腰掛け、背もたれに寄りかかるようにしましょう。

 

足を組むのは避け、両足を床につけ、膝の角度は90度を目安にします。

 

長時間同じ姿勢で座り続ける場合は、1時間ごとに立ち上がって軽いストレッチをするなど、こまめに体を動かすようにしましょう。

 

 

 

4.2.3 寝ている時

仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや枕を入れると、腰への負担を軽減できます。

 

横向きで寝る場合は、膝を軽く曲げ、抱き枕などを抱えると、楽な姿勢を保てます。

 

敷布団やマットレスは、適度な硬さのものを選びましょう。

4.3 バランスの良い食事

バランスの良い食事は、健康な体を維持するために不可欠です。

 

カルシウムやビタミンDは、骨を丈夫にするために必要な栄養素です。

 

牛乳やヨーグルト、小魚、緑黄色野菜などを積極的に摂りましょう。

 

また、タンパク質も筋肉を作るために重要です。肉、魚、卵、大豆製品などからバランス良く摂取しましょう。

4.4 質の良い睡眠

質の良い睡眠は、体の疲れを癒し、腰痛の改善にも繋がります。

 

寝る前にカフェインを摂るのを避けリラックスできる環境を整えましょう。

 

寝室の温度や湿度を調整し、快適な寝具を選ぶことも大切です。

 

睡眠時間は、個人差がありますが、7~8時間を目安にしましょう。

 

生活習慣 具体的な方法 効果
適度な運動 ウォーキング、水中ウォーキング 腰周りの筋肉強化、血行促進
正しい姿勢 立位、座位、臥位の姿勢に気を付ける 腰への負担軽減
バランスの良い食事 カルシウム、ビタミンD、タンパク質を摂取 骨や筋肉の強化
質の良い睡眠 7~8時間の睡眠、リラックスできる環境 体の疲労回復

5. 80歳の腰痛におすすめのセルフケアグッズ

80歳を超えても、腰痛を和らげ、快適な生活を送るためのセルフケアは重要です。

 

ここでは、高齢者の腰痛におすすめのセルフケアグッズを、タイプ別に詳しくご紹介します。

5.1 腰痛ベルト

腰痛ベルトは、腰部をサポートし、安定させることで痛みを軽減する効果が期待できます。

 

様々な種類があるので、自分に合ったものを選びましょう。

5.1.1 タイプ別の特徴と選び方

タイプ 特徴 おすすめの方
コルセットタイプ 幅広で、腰全体をしっかりと固定。高い支持力が必要な場合に。 ぎっくり腰など、急性期の腰痛の方、重いものを持ち上げる作業をする方
サポータータイプ コルセットタイプよりも薄手で、動きを妨げにくい。軽度の腰痛の予防や、慢性的な腰痛のサポートに。 軽い腰痛の方、長時間の立ち仕事や座り仕事をする方、日常的な腰痛予防をしたい方
骨盤ベルト 骨盤を安定させることで、腰への負担を軽減。産後の腰痛や、骨盤の歪みが気になる方にもおすすめ。 産後の腰痛の方、骨盤の歪みが気になる方

5.1.2 おすすめの商品例

ザムスト ZWシリーズは、スポーツ向けですが、日常生活でも使用できるしっかりとした固定力のあるサポーターです。

 

中山式 腰椎医学コルセットは、腰全体をしっかりサポートするコルセットで、固定力が高いのが特徴です。

 

ピップ エレキバンサポーターは、磁気の力で血行を促進し、腰痛を和らげる効果が期待できます。

5.2 クッション

クッションは、座っている時や寝ている時の姿勢をサポートし、腰への負担を軽減するのに役立ちます。

5.2.1 タイプ別の特徴と選び方

タイプ 特徴 おすすめの方
円座クッション 中央に穴が開いており、お尻への圧迫を軽減。痔の方にもおすすめ。 長時間座る方、痔の方、尾骨に痛みがある方
低反発クッション 体圧を分散し、お尻や腰への負担を軽減。長時間座っても疲れにくい。 デスクワークをする方、車の運転をする方
高反発クッション 反発力が高く、姿勢をサポート。腰への負担を軽減し、正しい姿勢を維持するのに役立つ。 姿勢が悪い方、腰痛予防をしたい方
バッククッション 背中に当てて使うクッション。背もたれと腰の隙間を埋め、正しい姿勢をサポート。 長時間座る方、腰痛予防をしたい方、猫背の方

5.2.2 おすすめの商品例

エクシア 円座クッションは、低反発素材でできており、長時間座ってもお尻が痛くなりにくいのが特徴です。

 

ジェルクッションは、体圧分散性に優れ、通気性も良いので、夏場でも快適に使用できます。

 

テンピュール シートクッションは、体圧分散に優れた素材で、腰への負担を軽減します。

5.3 温熱パッド

温熱パッドは、腰を温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する効果が期待できます。

 

5.3.1 タイプ別の特徴と選び方

タイプ 特徴 おすすめの方
使い捨てカイロ 手軽に使える使い捨てタイプ。外出時にも便利。 手軽に温めたい方、外出時にも使いたい方
電子レンジで温めるタイプ 繰り返し使えるので経済的。温度調節ができるものもある。 繰り返し使いたい方、温度調節をしたい方
電気タイプ 温度調節機能が充実しており、長時間使える。 長時間温めたい方、温度調節機能が欲しい方

5.3.2 おすすめの商品例

桐灰 はるは、貼るタイプの使い捨てカイロで、長時間温かさが持続します。

 

レンジでゆたぽんは、電子レンジで温めるタイプの温熱パッドで、繰り返し使えます。

 

パナソニック 電気あんかは、温度調節機能が充実しており、長時間快適に使用できます。

 

 

これらのセルフケアグッズは、腰痛の症状や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

 

自分に合ったグッズを使って、腰痛を和らげ、快適な毎日を送りましょう。

 

使用する前に、必ず商品の説明書をよく読んで、正しく使用してください。

6. 80歳以上の腰痛持ちがセルフケアをする上での注意点

80歳以上の方々が腰痛のセルフケアを行うにあたっては、年齢による身体の変化を理解し、安全に配慮することが何よりも重要です。

 

加齢に伴い、骨や筋肉、関節は弱くなり、回復力も低下します。

 

無理な運動や不適切なケアは、かえって腰痛を悪化させる可能性があります。

 

以下の点に注意しながら、ご自身の体調に合わせたセルフケアを行いましょう。

6.1 セルフケアを行う上での注意点

6.1.1 運動の強度と時間

80歳以上の場合、若い頃と同じような運動強度や時間は避け、ご自身の体力に合わせた無理のない範囲で行うことが大切です

 

痛みを感じたらすぐに中止し、休憩を取りましょう。

 

運動時間は短時間から始め、徐々に延ばしていくようにしてください。

 

1回5分~10分程度を目安とし、1日に数回に分けて行うのも良いでしょう。

6.1.2 急な動きや無理な姿勢

急な動きや無理な姿勢は腰に負担をかけ、痛みを悪化させる可能性があります。

 

動作はゆっくりと丁寧に行い、腰を捻ったり、急に反らしたりするような動きは避けましょう。

 

椅子から立ち上がる際も、勢いをつけずにゆっくりと立ち上がり、手すりや杖などを利用すると安心です。

6.1.3 痛みがある場合の対処法

セルフケア中に痛みを感じた場合は、すぐに運動を中止し、安静にしましょう。

 

痛みが強い場合は、温めたり冷やしたりするなどの方法を試すことができます。

 

温める場合は、ホットタオルや使い捨てカイロなどを利用し、低温やけどに注意しましょう。

 

冷やす場合は、保冷剤などをタオルに包んで使用し、凍傷を防ぎましょう。

 

痛みが続く場合は、自己判断せず、専門家に相談しましょう。

6.1.4 持病がある場合の注意点

持病 注意点
骨粗鬆症 骨が脆くなっているため、骨折のリスクが高まります。激しい運動は避け、骨に負担をかけないよう注意しましょう。
高血圧 運動によって血圧が上昇する可能性があります。運動前後の血圧測定を行い、体調の変化に気をつけましょう。
心臓病 心臓に負担をかけないよう、軽い運動から始め、徐々に強度を上げていくようにしましょう。息切れや動悸を感じた場合は、すぐに運動を中止してください。
糖尿病 運動によって血糖値が低下する可能性があります。運動前後の血糖値測定を行い、低血糖に注意しましょう。

 

上記以外にも持病がある場合は、セルフケアを始める前に必ず専門家に相談し、適切なアドバイスを受けてください。

 

ご自身の体の状態を理解し、安全にセルフケアを行うことが大切です。

6.2 継続することの重要性とモチベーション維持

腰痛のセルフケアは、継続することが重要です。

 

効果を実感するにはある程度の時間が必要となるため、すぐに効果が出なくても諦めずに続けましょう。

 

モチベーションを維持するために、以下の方法を試してみてください。

6.2.1 目標設定

具体的な目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。

 

「1週間毎日続ける」「1ヶ月後には痛みの頻度を半分にする」など、達成可能な目標を設定しましょう。

6.2.2 記録をつける

運動時間や痛みの程度などを記録することで、自分の progress を確認することができます。

 

progress が目に見えるようになると、モチベーションの向上につながります。

 

手帳やカレンダー、スマートフォンアプリなどを活用しましょう。

6.2.3 家族や友人に話す

家族や友人にセルフケアについて話すことで、周囲の理解と協力を得ることができます。

 

また、誰かに話すことで、自分自身も継続する意識が高まります。

 

 

80歳を超えても、適切なセルフケアを行うことで腰痛を改善し、快適な生活を送ることは可能です。

 

焦らず、無理なく、そして継続して取り組むことが大切です。ご自身の体調に気を配りながら、腰痛改善を目指しましょう。

7. まとめ

80歳を過ぎても腰痛は改善できる可能性があり、諦める必要はありません。

 

この記事では、加齢による変化や運動不足、病気、姿勢の悪さなど、80歳代の腰痛の原因を解説し、セルフケアで対応できる腰痛と医療機関の受診が必要なケースを説明しました。

 

腰痛改善には、ラジオ体操やストレッチなどの準備運動から始め、寝ながら、座りながら、立ってできる体操など、高齢者の方でも無理なく取り組める腰痛セルフケア体操を紹介しました。

 

それぞれの体操の注意点も忘れず確認しましょう。

 

 

さらに、腰痛を悪化させないためには、ウォーキングや水中ウォーキングなどの適度な運動、正しい姿勢の保持、バランスの良い食事、質の良い睡眠などの生活習慣も重要です。

 

立っている時、座っている時、寝ている時の正しい姿勢や、食事、睡眠についても具体的に解説しました。

 

腰痛ベルトやクッション、温熱パッドといったセルフケアグッズも効果的に活用することで、より快適な生活を送ることができるでしょう。

 

高齢者のセルフケアは安全第一です。

 

この記事で紹介した体操や生活習慣の改善、セルフケアグッズを活用し、ご自身の体調に合わせながら、無理なく腰痛対策に取り組んでみてください。

 

痛みが強い場合や症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。